だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

「ミッション」と「使命感」ってなんか響きが違う

ミッションを持って仕事をしろと言われても。

 

 

僕は、デイサービスでリハビリの仕事を始める前に、病院でリハビリの仕事をしていた。何が違うのって?話であるが、今回はあまり関係ないので省略。

 

病院で働いていた頃の上司が良く言っていた言葉に、

 

「これが私たちのミッションです」

ミッションを持ってやらなければならない」

「あなたはもっとミッションを持ってやらなければならない」

ミッションはクッションではない、そんなの当たり前でしょ。ハックション」

 

など、やたらとミッションという言葉を使っていた。ご存じの方も多いと思いますが、「ミッション」とは、日本語に訳すと「使命感」ということである。けっして、仕事に対して冷めているタイプではなかったが、その上司がやたらと言うものだから、心の中では「ミッション、ミッションうるさいな」「日本人なら日本語を使え」などと思っていた(ごめんなさい)。

 

少しフォローしておくと、その上司は、時々一人で突っ走ってしまうところもあったが、仕事に対して、患者に対して、真面目に向き合う尊敬できる人だったんですよ。

 

まあ、そんなもんだから、「ミッションを持って仕事をする」なんて、ありえない話であった。これまでは。

 

 

 

先日、あるトーク番組を見ていた時、ある若手俳優さんが尊敬する女優さんからある言葉を言われ、仕事に対する向き合い方が変わったってエピソードを話していた。その言葉が、

 

「今している仕事に使命感を持ちなさい」

 

だった。すでに、ミッション上司と離れて5年以上たち、すでに僕のミッションアレルギーは治っていた。いや、逆にその「使命感」って言葉がとても響いた。

 

単純な僕は、今の仕事にもっと使命感を持ってやろうと思った(48歳にもなって、なんて素直なんだろう)。すると次の日からの仕事に対する向き合い方が変わった。デイサービスに来るお客様に対してはもちろんのこと、スタッフをどう育てたら良いか、デイサービスに来るお客様だけでなく同じ地域に暮らす高齢者の方のリハビリはどうなっているのだろうとか、などについてまで気持ちが向くようになった。

 

たぶん、「使命感」って言葉が僕のなかにあったスイッチを押してくれたのかもしれない。「ミッション」って言われていたころは全くスイッチオフのままだったのに、、、(笑)

 

 

 

最後にもう一言、「ミッション」の上司には本当にお世話になっており、僕の人生に大きな影響を与えてくれた人なんですよ。ただ、「ミッション」って言葉だけは僕に響かなかったんだよな~、英語だったからかな~。

 

 

「先生(ミッション上司)、今は使命感を持って仕事してます!ご指導ありがとうございました。」