だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

知らないと思うけど、デイサービスのリハビリの仕事はとてもおもしろいのさ!

最近の僕は、ストレスって何?って感じで仕事をしている。

 

30代、僕は病院でリハビリの仕事をしていた。その頃、いつもストレスを抱えていた。ひどい時は、患者さんの治療中に手の震えが止まらなくなったこともあった。いやー追い込まれていたなー(笑)だから、「早く仕事を辞めて、自由になるんだ」と逃げ道を探していた。結局、自分の弱さや未熟さが原因だったなと今は分かる。

 40代、僕はデイサービスへ転職した。当たり前であるが、最初はうまくいかないことも多くストレスを感じていた。でも、つまづいたことで、分かったこともあった。

 

 

病院のリハビリは長くても6か月で終わる。終わりが決まっているから、本人が嫌がっても必要な訓練はどんどんやっていく。例えば、「今日はもう歩きたくない」と言われても、「しっかり耐久性を上げないと、家に帰って困りますよ」と訓練を促す。良くなりたいという思いが患者さんにもあるから、このような少し強引なやり方もできる。

しかし、同じようにデイサービスでやってしまうと、まずい事が起こる。最初の頃、僕もやらかしてしまった。あるお客様が「この訓練は怖いからしたくない」と言っているのに、「これをやるのは〇〇さんのためですよ、頑張りましょう」と、病院のリハビリと同じノリで少し強めに促した。翌日、そのお客様が「もうリハビリをしたくない」と言い出された。これには、焦った。いきなり、リハビリ拒否である。

 

病院では、患者さんにとって治ることが1番の目的になる。しかし、デイサービスに来るのは、自宅で普通に暮らしている高齢者であり、1番の目的は楽しくデイサービスで過ごすことなのだ。体が良くなるからといって、嫌なことまではしたくないのだ。ここで、大事にしなければならないのは、もっと長い目で見ることなのである。つまり、1年後、2年後にもっと元気になってお孫さんと一緒に散歩できたらいいですねみたいなリハビリが良いのだ。そのことが分かってから僕のリハビリも変わった。「もうリハビリはしたくない」と言った利用者さんも、3カ月くらいたった後には、怖いからしたくなかった訓練もしてくれるようになった。

 

僕は、デイサービスのように、日常生活の1つとしてリハビリをするというのが合っているようだ。また、お客様のためにやればやるほど喜んでもらえ、それをダイレクトに感じることができるこの環境が好きなようだ。

 

とにかく毎日おもしろいのだ。仕事なのに。

 

どうも、仕事がおもしろくなるとストレスをほとんど感じなくなるのは本当のようだぞ。噂には聞いていたけど。20代、30代の頃には考えられなかった仕事の世界だ。真の大人な世界だ(笑)

さあーて、今日もみなさんを楽しませるぞー!!!