だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

息子の言う、「セレブな人」が驚きだった話


48歳男子PINEです。

 

子どもにとっての「セレブ」って、大人にとっての「セレブ」とは違うってことがはっきりした。

 

少し前に、ブログに書いたように、我が家では「ニュニュニュ・ニュース」といって、家族3人それぞれがその日にあった出来事を話すということをしている。

 

pinewood13.hatenablog.com

 

本日の「ニュニュニュ・ニュース」での息子の話しが、

 

「今日、セレブな人を見た。」

 

ということから始まった。

僕は、小学4年生の息子の口から「セレブ」などという言葉が出てくることに驚いた。かみさんも同様だったようで、息子の話しの途中にもかかわらず、

「その人をどうしてセレブと思ったの?」と質問をしていた。

息子も、うーんと考えた後、

 

「まず、歳とっているのに髪の毛が真っ黒だった。」

 

という返事が返ってきた。

うん?、それはセレブの根拠としては薄いなと思いながらも、ちゃんと白髪を染めて綺麗にしているという意味で、時間とお金に余裕がある人なんだという息子の認識なのかもしれない。まあ、良しとしよう。

次に、

 

「両耳に大きなキラキラした飾りをしていた」

 

と、キラキラした飾りをつけていたら、そりゃセレブと思うのも無理はないわな。時代を問わずキラキラはお金持ちの象徴であることは間違いない。ここは納得できる答え。さすが、我が息子。

 

髪黒くて、耳にキラキラした飾りって、まさにクレオパトラだな。それは、誰も文句も言えないほどのセレブに間違いない。

 

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次に、

 

「ちょっと、派手な車に乗っていて、高そうだった。タイヤとかも普通と違っていた」

 

と、かっこ良くカスタムしているベンツでも乗っていたのだろうな。車種から、その人がセレブと判断するあたり、鋭い観察力を持っているなと感心した。

 

 

セレブと思った理由も確かだし、正しくセレブという言葉を使っていることも分かった。恐るべし我が息子、名探偵コナンを尊敬しているだけあって、観察力も半端ないな。

 

 

元に戻り、あらためて今日のニュースを話し出す息子から父の想像を遥かに超えた言葉が、

 

「どんなことか忘れたのだけど、そのセレブな男の人に嫌なことされたことあんだよね」

 

えっ!!!

お父さん少しパニック。

ふつう、親ならば嫌なことをされたってことに対し、「何をされたんだ」ってことが気になるはずなのだが、そんなことはさておき、僕は

 

「えっ、そのセレブって男の人なん?」

 

と聞かずにはいられなかった。

 

「そうだよ、嫌なことをされたから良く覚えているんだよね。そのセレブな男の人

 

ちょっと待てよ、息子よ。キラキラの耳飾りをしている男をセレブ界ではあまり見かけないぞ。もしかしたら、そのかっこいい車って、ちょっと車高が低くなっているようなタイプではないか、いわゆるヤン車ってやつではないのか。

それは、きっとセレブではなく、少し歳食ったヤンキーなのかもしれないぞ。たぶんそうだ。いや、そうに違いない。

 

君が言う、嫌なことされたというのは、ビーバップ世代のお父さんも中学時代に経験したことのある、いわゆるヤンキーにからまれたってことではないだろうか。それは、本当にめっちゃ危ないから、そんな人には近寄らないようにと念を押しておいた。

 

教訓、子どもの話しはちゃんと聞こう。

子どもの世界ではヤンキーをセレブと呼ぶ可能性を秘めているのだから。