だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

妻とRHYMESTER ~大げさじゃなく、音楽って生きる力を与えてくれる~

48歳男子PINEです。

 

音楽って、生きる力を与えてくれるんだよね。

 

RHYMESTERって、HIPHOPグループをご存じだろうか。ライムスターと読む。

結成30周年を迎えるおじさんグループである。

 

僕はHIPHOPなんて、ほぼ、全く、全然、興味がなかった。逆に日本人のHIPHOPなんてかっこ悪い、ラップなんてメロディーないし、楽器弾かずに早口でしゃべってるだけじゃん。と思っていた。いや、今でも僕はそんなにHIPHOPが好きなわけではない。でも、RHYMESTERだけは特別なんだよね。そう、RHYMESTERとの出会いには運命的なものを感じずにはいられないほどに。

 

出会いは、2015年7月18日(日)「夏開きMUSIC FESTIVAL 2015」。

 

その頃、僕がはまっていたさかいゆう来るということを知り、夫婦でこの夏フェスに行った。目的はあくまでもさかいゆうであり、出演アーティストにRHYMESTERの名前もあったが、僕はまったく関心がなかった。もちろん、妻も。

 

妻の音楽への愛は僕ほど強くはない。このフェスも、僕のお付き合い程度の気持ちだった。ましてや、フェスの2カ月前の5月、乳がんということが分かり、心の底から楽しめるという状況ではなかった。もちろん、僕も。

 

さかいゆうの登場まで、僕はビール片手に、食事制限している妻は、持参した野菜スティックを片手に、ノンビリ過ごしていた。3組が終わり、司会のMCの人が、

「次は、いよいよRHYMESTER。大騒ぎしてくれー」みたいなことを言ったと思う。ステージの前にもRHYMESTERのロゴが入ったTシャツを着た人がチラホラ集まっていた。でも僕ら夫婦は興味なかったので、ステージから離れた席に座ったままだった。

 

RHYMESTERを、HIPHOPなんてつまらないと思っている僕は、おっさんが頑張ってるなーとかなり冷めた感じで観ていた。しかし、隣を見ると、「えっ!!!」ってぐらい

妻はRHYMESTERのパフォーマンスに釘付けになっていたのだ。

そして、僕が今でも忘れられない出来事が起こった。

 

 

突然、妻が立ちあがり、手を挙げて、コール&レスポンスしだしたのだ!

 

 

ライブに行くと、はしゃぎ過ぎる僕をたしなめることが多い妻が、こんな行動にでることは今までなかった。ましてや、乳がんが分かってから、暗い表情が多かったのに。

 

たぶん、RHYMESTERが、妻の生きるパワーを引き出してくれたのだ。大げさかもしれないが、神様がRHYMESTERと妻を引き合わせてくれたとしか思えない。

 

 

 

あれから4年以上経った。

今でも、RHYMESTERは僕ら夫婦にとって大切な人たちであり、音楽である。

 

2019年12月29日、RHYMESTER30周年記念47都道府県ツアー参戦のため夫婦で新木場スタジオコーストへ。もう何度も、RHYMESTERのライブに行っているが、毎回、ライブが始まると妻は少し涙ぐむ。そして、宇多丸さんの「さ・わ・げー」の声とともに大騒ぎし、心の底からはしゃぐ。最高だ。

 

 

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新年早々書く内容ではなかったけど。ブログ始めた時から、あの時のことを書き残して置きたいとずーっと思っていた。でも、まだ、あの時の気持ちをうまく表現できないけどね。

 

2020年も、感謝の気持ちを忘れず、誰かが喜んでくれたり、笑ってくれたり、役に立ったりすることを書いていこうと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。