だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

【たまには母親と僕の話】  依存心が強いことは不幸を招くような気がする

 

 

なんだかんだと、親父と僕の話も10回を終えることができた。これも、ひとえに読んでくれる皆様のおかげです。とても嬉しいっす。

やはり、自分のために書いている部分はあるけど、読んでくれる人がいるというのは、とても励みになる。心から感謝してます。

 

ありがとうございます。

 

 

これまで、読んでくれた方は、僕の親父のひととなりは分かっていただけてきたのかなと思います。さとうさん(id:sugarnail) からは、自分の父と似たところがあると言われ、仲間がいるような気分でなんとなく嬉しくなりました。

 

 

今回は、少しだけ母親のことを書いてみようかと思う。母親のことで、そんなおもしろい話ってないんだけどね。思い出せないだけかもだけど。

 

 

【親父と僕の話⑦】で書いたように、母親は僕ら兄弟を置いて出て行った。あれは僕が小学校6年、弟が4年の時かな。

その時に起こったことは、少し覚えている。けど、自分の心の中というか、気持ちがどのように感じていたかははっきりと覚えていない。

でも、子どもながらに胃が痛くて眠れなくなったりしていたから、精神的にはけっこう病んでいたのかな。

 

ペンが進まない。

不思議なんだけど、母親のことってどうも書き難い。なんでだろうね。僕の中で笑える話になってないからかな。アイマイ。

 

 

僕の母親を一言で言うと、依存心がとても強い人。

 

僕ら兄弟を置いて出て行ったのも、親父がいなくなったから。

どうしようもない親父なんだけど、母親は頼っていたのだろう。いなくなったから、次に頼る人を探し、その人を見つけた、そして、ついて行った。ただ、それだけだ。

 

分からなくもない。まだ30歳過ぎたばかりで、旦那が塀の中、お金もなくて、頼る人もいない。そんな場所から消えてしまいたいだろう。誰だって。

 

でも、それは僕ら兄弟の心に少なくない傷を負わせる衝撃があったことは間違いない。まあいい、その日のことはもう書いたから。

 

しかし、一度出て行って、また戻って来た時って、母親はどんな気持ちだったんだろう。そして、その間にどんなことがあったのだろう。言葉と記憶を失ってしまった今では、もう聞きようがない。

 

 

 

母親が帰って来て、しばらくすると親父が戻ってきた。

でも、親父は酒に溺れる日々、もう頼れない。それで、今度は息子に頼りだした。

酔いつぶれている親父を見ながら、母親は僕に、

「お母さんだけは面倒みてくれるよね」と言った。

その言葉に、その表情に、なんとも嫌な気持ちになったことを覚えている。

やっぱり自分のことが大切。似た者夫婦。

 

 

だからか、自分のことよりも子どものことを考えるような母親に憧れがあった。てか、今もある。もう手に入ることはないけどね。

 

 

月影つきこさんのブログ「三日月の夜に愛に恋」にこんな一節がある。

 

親って所詮そんなもんだ。子どもがいい歳になっても、自分がヨボヨボに年老いても、子どもの身を案じ、子どもの幸せを願い、子どものために自分に出来ることがあるなら何だってしてあげたいと考えてしまう、そんな生き物なんだ。

 

僕が求めていたものがそこにはあった。

 

仕事に疲れ、体調を崩した息子さんを全力で守りたいけど、大人になった息子さんに対し、母親のできることはただ見守るだけ。そんな、母親の微妙な心の葛藤が書かれていた。

そこには息子のことを思う時の、母親の強さと優しさが溢れている。

 

僕の心もとないボキャブラリーでは、そのことを表現できない、だから読んでみてください。

 

crescentmoon117.hatenablog.com

 

 

親が心配していることを気づかない息子に対して、つきこさんは、

いいんだよ 親の心子知らずでも。

という言葉を添えていた。

 

 

もしかしたら、僕の母親にも自分のこと以上に子どもの幸せを願う気持ちがあったのかもしれない。

それを僕は気づいていないだけかもしれない。と少し思うことができた。進歩だ。

 

 

ちょうど、自分の親父のエピソードを書いていた頃に、つきこさんからコメントをもらって、褒めてもらって、すんげー嬉しかった。

それは、母親に褒めてもらう子どものような気分だった。(同世代なのに、失礼なことを、すいません)。ブログ書いて、あんなにはしゃいだことはない。僕は褒められて伸びるタイプなのだ。残念ながら、伸びてはないけど(笑)

つきこさんの言葉は優しさに溢れている。それは、短いコメントの中にも感じることができるくらい。

 

そんなつきこさんの優しさを、息子さんが気づかないわけがない、と思う。

もしかしたら、それには時間がかかるかもしれないけど。いつか必ずその日は来ると、僕は思う。

 

 

 

 

これかれは、親父のことだけではなく、母親のエピソードも書けたらいいなと思う。親父の時と同様、思い出して書くことで、母親に対する気持ちに変化が生まれるかもしれない。

 

 

そんな自分が少し楽しみでもある。

ブログに、書きたいことがまた増えた。しばらく、続けれそう(笑)

 

 

 

今回も最後まで読んでくれた方々に感謝です。