だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

【息子と僕の話】 息子の告白

 

何気ない一言から始まった。

 

 

「調子どう?楽しそうだけど」

「最近はいいよ」

「最近は、って、それまで楽しくなかったん?」

「4年生(今は5年生)の時の最後のほうはしんどかった」

と息子の告白。

 

 

まったく気づかなかった。

しょっちゅう、クラスの友達が遊びに来てたし、

クラスの代表委員みたいなこともやってたし、

運動会では応援団をやってたし、

と楽しくやってんだろうな、と安心していた。

 

 

本当に、気づかなかった。

親というのは、こんなにも自分の子どものことに気づかないものなのか、びっくりだわ。

 

 

くわえて、息子すげー、ってか小4ってすげー。

辛いことがあっても、親に心配かけたくないとか、

学校しんどいってのがダサいって感じなのか、

どんな気持ちかは分からないけど、家では何もなかったように演じているんだもの。

 

 

ただ、親が鈍感なだけなのかもしれないけど、あははは、はぁ~。

 

 

どんなことがあったのか聞いたが

なんとなく、はっきりとしない。

他の男子たちとのうまくいかないって話だった。

どちらが悪いってわけでもない。

でも、それが本当なら、けっこうしんどい話ではあった。

 

 

 

その話をしている時、

僕はキッチンに立ち、息子はテーブルに座っていた。

ちょっとだけ遠くからしんどかった話をする息子の姿を見て、

今まで味わったことない感情が沸き上がってきた。

 

 

それは、うまく言えないし、伝わらないことを覚悟で言うなら、

男と男の会話と父と息子の会話の間辺りで話しているような気分。

分かりにくいなー。

えーと、息子という概念が20%から30%薄まった男子と話している感じ。

さらに分かりにくい、ははは。

まあいい、いつかまた、このブログを読んだ時、僕がその時の風景を思い出せればいいだけだから。

 

 

分かりにくいことは置いといて、

息子のことを、今まで以上に、一人の人間、一人の男子として、これからみることになるだろう。

彼は、彼なりにいろいろなことを考えながら生きていることが分かったからね。

もう、子ども扱いはできないよね、僕的には。

 

 

最後は、なんか、愛おしくなってきちゃって、

思わずギュっとしてあげたよ(笑)

「つらかったな~」って言ったら

「ちょっとね、はは」と泣き笑いみたいな顔してた。

 

 

少しだけ父親指数が上がったような気分を味わった出来事でした、あははは。