だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

息子が運動会のリレーの選手になれそうだった話

「もしかしたら、リレーの選手になるかもしれない」

と息子がちょいと誇らしげにピースサイン

リレーの選手を決めるため、体育の時間に50mのタイム測定をしたらしく、彼はクラスで2番だったようだ。

 

なんとも、嬉しいニュースである。今まで、彼は決して足が速いほうではなかった。

 

保育園最後の運動会でリレーに出た以来の快挙である。まあ、この時はクラス全員が選手だったから、リレーの選手になれるのは当たり前なのだが。。。彼は第一走者を走り、負けて、そしてずっと泣いていた。なんとも、ほろ苦いリレーデビューであったのだ。

 

まあ、まだ決まった訳ではないので、親としては期待して待つだけである。

 

それからしばらくして、

「なんか、リレーなくなるみたい」

と息子。

「えっ、そうなの」とかみさん。

それを聞いている僕。

「まあ、走るのめんどくさかったし、いいんだけどね」

と、最近は、誰の影響を受けたのか、やや冷めた男を演じている息子。

 

理由は言わないまでも、たぶんコロナの影響だろう。

なんだろな~って思わずにはいられなかった。

日本はこれからオリンピックまでもしようとしている、もちろんリレーはあるだろう。聖火ランナーはすでに走っている。だけど、小学校の運動会のリレーはしない。不思議だ。逆なら分かるのだけど。

まあ、文句を言っても仕方ない。

 

息子が本当のところ、どう思っているかは分からない。まあ、親としては、リレーの代表として走る経験をしてほしかったという思いはある。勝っても負けても、それは大人になってもずっと残る思い出になることを知っているからね。

 

全国には、いや世界中に、本当はできるはずだった青春の1ページが無くなってしまった若者たちがたくさんいるのだろう。そして、それを見守るしかできない親も。

とてもシンドイこともあるだろう、ヤケクソになりたくなることも。でも、それらのことも、いつかきっと、笑いながら話ができる日がくる。そして、失ったもの以上のものが未来にある。ってことも僕は知っている。だから、なんだってんだ。

 

なんとも、何が言いたいのか分からない文章になってしまったが、運動会の花形はやっぱりリレーだと思う。それに選ばれそうになったことを誇りに思え、息子よ!!!

 

もちろん、父も誇りに思っているぞ!!!!!