だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

終わりは突然やってくる ~僕の畑ライフ~

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この写真は、「ほうれん草のお浸し」。でも、ただのほうれん草ではなく、僕が種から育てたほうれん草なのだ。

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土との相性があるのか、収穫するまで大きく育つものは少なかった。



今年、初めて市町村が運営する農園の抽選に当たり、僕の「畑ライフ」が始まった。前から、自分で育てた野菜を、自分で調理して食べるというお気楽な「自給自足」に憧れていた。とうとうその機会が訪れ、張り切って「畑ライフ」を満喫していた。

夏には、朝採れキュウリを収穫し、浅漬けにして食べて喜んだり、トウモロコシをカナブンに食べられ農家の人の大変さを感じたり、とわずか10平方メートルの畑であったが、とても有意義なものだった。土に触れる、作物が育つ、虫たちは容赦なく作物を襲う、そこにはなにか生命の営みみないなものを感じることもできた。3年間借りれる契約なので、今年の反省を活かし、来年はさらなる挑戦をと考えていたのだが、、、

終わりは突然訪れる。

役所の地域振興課から1枚の手紙が来た。契約更新をするかどうかの連絡だろうと、しばらくほったらかしていた。「あっ、そうだ」と思い出し、封を開けてみると。それは、農園の閉鎖の連絡だった。その土地の所有者からの返還の申し入れがあったそうだ。

初めての「畑ライフ」が終わった。

春に収穫を予定していたインゲン豆、ちょうど芽がでてきて膨らんでってところだった、残念だけどお別れだ。もっと本気で取り組めば良かったという思いもあるが、後悔してもしょうがない。でも、「やりたいことリスト」の1つを叶えることができたことに感謝だ。また、いつかどこかで僕の「畑ライフ」を再開するぞ。