だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

膝の痛みを予防するために正しい歩き方を身につけよう

意外と歩くときに踵から着地していない。

 

今度、地域の高齢者のグループに「ウォーキング」についてお話をさせてもらうので、ウォーキングについて調べていたところ、

元オリンピック競歩選手 園原健弘選手の『最高の歩き方』という本に出合った。

 http://www.kizuna-pub.jp/book/9784907072872/

 

その本に最高の歩き方を獲得するポイントが書いてあった。7つのポイントがあるのだが、まず3つのコツを掴みなさいということであった。

 

①胸(みぞおちあたりから)振り出す意識で歩く

②ふとももの内側同士がぶつけるくらいの意識で歩く

③かかとで着地する

 

それぞれに意味があり、①は大腰筋、②は内転筋、臀筋、③は前脛骨筋をうまく使う歩き方になるようだ。これらの筋を効率良く使えば、関節の負担は小さくなる。特に膝関節。高齢者が痛みを最も生じやすいのは、この膝関節である。

 

論より証拠ということで、実際にこの3点を意識して30分程度歩いてみた。

意識して踵から着地してみる、踵から着地するためには足首を上げなければならない。そのため、脛のあたりの筋肉が疲れてくる。それこそ、まさに前脛骨筋である。なるほど、ふだんは前脛骨筋を使った歩き方をしていないのだなと気づかされた。

また、太もも同志をぶつけるくらいの意識してみる。ぶるけるためには、足の運びの軌道が少し内側になる感じがする。そのため、左右の足のスタンスが狭くなり、歩くバランスが崩れそうになる。バランスが崩れそうになった時に、内転筋や臀筋が働いてバランスを取ろうとする。なるほど、なるほど。

みぞおちあたりから振り出すというのは、油断すると忘れてしまう。すると、歩幅が狭くなりスピードも落ちる。なるほど、なるほど。

 

仕事柄、高齢者と一緒に歩くことも多く、しっかり歩けているつもりでいたが、上記の3つのコツを意識して歩くと、疲労する筋肉が今までと違った。正しく、筋肉を使っていなかったのだろう。このままの歩き方をしていたら、いつか膝の痛みが生じていたかもしれない。

 

正しい歩き方意識していますか?

 

40代、50代の方、今の歩き方が将来の体を作っていきますよ。お互い、正しい歩き方を身につけていきましょうね。