「自分の弱い部分って隠せないことに気づいた日」とする
48歳男子PINEです。
自分の弱いところって、なんとなく、ばれちゃうのかもしれない。
今日は、僕の職場であるデイサービスに「認知症予防」について話をさせてもらった。集まってきてくれた方々は、利用者さんの家族であったり、デイサービスの近くに住んでいる人だったりである。
ご存じの方も多いと思うが、認知症予防に効果があると証明されていることには
①運動(特に有酸素運動)
②食事
③手を使った知的活動 (趣味、家事など)
④コミュニケーション
の4つのことがある。僕はリハビリテーションをする作業療法士ということで、①運動③手を使った知的活動④コミュニケーションについては、なぜ「認知症予防」に効果があるか、わりと分かりやすく説明できると思っている。だが、②食事についての説明はちょっと弱いなと常々感じていた。
そう、感じてるなら、もっと勉強しろって話であるが、まあ栄養士でもないしと逃げていたな、ははは。
しかし、質問がでたのは②食事のことだった。人生こんなものである。
質問の内容はこんな感じ、
僕 「食事は腹7分目くらいがいいですよ、なぜなら長寿遺伝子が活性化して
脳も若返るから」
質問者「高齢者はもっと食べたほうが良いって言われているけど、どうなんですか?」
明らかに、矛盾する2つの意見である。確かに、栄養失調の高齢者が増えているという記事をみたことがある。この2つの考え、どっちが本当なんだ???と僕は軽くフリーズした。
でも、冷静に考えれば、この2つを同じテーブルに並べるのはおかしいってことが分かる。
「腹7分目が良い」というのは、認知症の原因となる糖尿病などの生活習慣病を抑えるためという意味だ。どちらかというと、カロリーオーバー気味の40~60代への対するメッセージであり。
「高齢者が食べたほうが良い」というのは栄養失調リスクがある70歳以上の高齢者に向けたメッセージなのだ。
食事全般の知識があれば、上記のことを冷静に答えることができただろう。しかし、②食事について弱いと思っている僕は、弱いと思っている分だけ冷静さを失うのである。面目ない。
結局、他の参加者のフォローもあり、上記のような説明ができ事なきを得た。
弱い部分って、なんとなく「あれ?」っていう匂いが漂っているのではないだろうか。だから、ちょっとこの匂いなんだろ?ってイジリたくなるのかもしれない。
でも、こういった質問がなければ、弱いところはいつまでも弱いままだし、微かに感じる違和感をそのまま放置することになるかもしれない。まったくもって、ありがたいことだ。勇気持って質問してくれた方に感謝。
最後に強がってみました。