だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

福井県水月湖の年縞と記憶の層

3月は異動の季節である。ボクが働いているデイサービスでも異動の辞令がでた。2名の異動と1名の定年退職。異動するのは、男性の介護士さんと女性の相談員さん。2人とも独特のキャラクターである。どちらからというと、問題が多い2名であり。周りをイライラさせることが多かった。

話は変わり、
平日休みだったボクは、学校が休みのムスコとYOUTUBEを使って勉強をした。その中に、福井県水月湖の話がでてきた。この湖は、奇跡の湖なのだ。何がすごいかというと、地層がきれいに積み重なっているのだ。これでは伝わらない。
とても、簡単に言うと、毎年0.7mmずつ地層が積み重なっているのだ。これを「年縞」というらしい。つまり70mm掘ったところが100年前の地層なのだ。700mm掘ったところが1,000年前、7000mm(7m)堀ったところが10,000年前の地層なのだ。だから、掘った深さの地層を見ることで、その時代の気候などが分かるらしいのだ。こんなにキレイに地層が積み重なることは、今のところ世界でこの水月湖だけらしい。

この話を聞いたからかどうか分からないが、ふと、人間の記憶も地層のように積み重なっていくのかもしれないなと思った。

異動する2人については、これから会うこともほとんどなくなると思う。これまで一緒に働いた5年間の記憶が、ボクの中の彼であり、彼女である。周りをイライラさせる2人であったが、頭を振り絞り、2人の素敵なところを思い出そう。ボクの記憶の中に2人の素敵なところを積み重ねよう。
と、カレイの煮つけを食べながら思うのであった。