高2男子が失恋から学んだ役にたたない教訓②
ブログを再開しだして、本当は暗黒の中学時代のことを書こうと思っていた。これがなかなか前に進まない。いつかブログに残したいと思っているのであるが、とっても頼りない僕の記憶からうまく引き出すことができない。だから、その頃のことはまだ出番ではないと割り切り、僕の懐で温めることにした。
この写真はドリアです。
だから前回のおじさんの戯言の続きを書きます。
その相談してきた女の子とは、その後、何度か一緒に遊びに行った。小さな町なので、遊ぶといったところで、公園に行ったり、城山に登ったり、海を見に行ったり、そんで公園に戻ったりぐらいだ。吉幾三の歌のようにグールグルと周っているだけだ。でも、心奪われている女の子といればグールグルで十分だった。
あっ、頼りない記憶の引き出しから1つ思い出した。初めてランチしたのが、町一番キラキラした場所である高島屋だった。そこで初めて、その女の子が好きだというドリアなるものを食べた。そのドリアは、ごはんの上にホワイトソースとチーズがのっているタイプのやつ。残念ながら、その濃厚なドリアは僕の口に合わず、最後はムリクリ腹に押し込んだ。当然、その後ずっと胸焼けしていたなんてことはおくびにも出さなかった、ゲッ~プ。今もホワイトソースのドリアは苦手である。
何度か2人で遊んでいるうちに、その女の子には少し年の離れた弟がいることを知った。そして、その弟君が少年野球をやっていることも分かった。僕も小学生の頃、少年野球をやっていたことを話すと、その女の子は純粋な目で僕に
「今度、弟とキャッチボールをしてやってよ」
と言った。つまり、これはその女の子のおうちに遊びにおいでよってことだった。ついでに、その女の子のおうちで、その女の子の家族と一緒にごはんを食べれるというオプションまでついていた。もちろん、ごはんを作るのはその女の子のお母さんである。
このへんで、誤解がないように断っておくが、この時点で僕たちはつき合っているわけではない。昭和的に言えば、友達以上恋人未満の関係である。だから僕はそのお誘いに対してはっきりと、
「僕たちはまだつき合っている訳でもないのに、君のうちには行けないよ。ましてや、君のご両親にどんな顔で会えばいいんだ。とりあえず、きちんとつき合ってからじゃないとダメだと思うんだ。だから、俺と付き合ってくれないか」
なんて言えるわけもなく。
僕はただの普通の高2男子であり、ドラマの中の武田鉄矢のように告白する勇気もないし、気になる女の子からのおうちにご招待を断る術などまったく持ち合わせていなかった。
そんな流れで、僕は弟くんとキャッチボール(家族との会食つき)をするために友達以上恋人未満の女の子のおうちに行くことになったのだ。
高2男子へおじさんから恋愛の教訓を贈る
女の子からおうちに招待されても浮かれるな
友達以上恋人未満な関係から発展することは稀である
以上。
この歳になると、青春の1ページを書くのはなんと心地が良いことか。自己満足の極致。だから、まだまだ続くのだ。
本日もおじさんの戯言にお付き合いいただきありがとうございます。