30年以上愛されている喫茶店の手ごねあらびきハンバーグ ~鳥取県境港市 COFFEEウィング~
48歳男子、PINEです。
僕はハンバーグが大好き。でも、息子は嫌い。だから、そっと独りで食べる。
というわけで、ツワモノの喫茶店を探して旅をするシリーズ。
今回は、鳥取県境港市にある喫茶店、ウィング。
30年以上、地域の人に愛されている名店だ。
先日、実家に帰省している時に、昼飯を食べようと車を走らせていた時に、懐かしい看板が目に入った。
久しぶりに寄ってみるかと、駐車場に車を停め、入り口に
昔とまったく変わっていない佇まい、時が止まっているようだ。
ここのミックスジュースは最高で、喫茶店デビューした頃、良く飲んでいたことを思い出す。
ドアを開け、いざ中へ。
外観と同様、変わらない薄暗い内観、間違いなく時は止まっている。
ホールは女性一人で切り盛りしていた。
「空いている席どこでもいいですよ」
昼時ということもあり、けっこうお客さんは入っていた。
ゆっくり写真を撮りたいと考えていた僕は、少し離れた8人は座れるだろうテーブルを指さし。
「ここでもいいですか?」
とダメもとで聞いてみた。
「はい、いいですよ」
と即答しほかのお客さんへ。
その大きなテーブルについた僕はすぐに後悔した。
ゆったりできるかと思ったが、逆に居心地は悪くなったのだ。
というのは、僕が席に着いた後、3人の客が隣の4人席に座ったからだ。
「まあ、いいか」と開き直りメニューを広げた。
おすすめは手ごねあらびきハンバーグのようだ。
赤いフラッグがアピールしている。しかし、赤いフラッグの存在が薄い。
逆にソースはこれでもかというほど存在感がある。
その店の一押しを食べることを決めている僕は、
手ごねあらびきハンバーグ、デミグラスソースを注文した。
ハンバーグがくるまで、ぼんやり店の中を眺めていた。
時代を感じさせる照明。
光が差し込む大きな窓
それほど待つこともなく、手ごねあらびきハンバーグきた。
手ごね感半端ない形状。今、こねましたって感じだ。
少しひき肉の触感を残しているけど、滑らかな口触り、この家庭的な味わいは僕好みだ。
あらびきではあるが、最近流行っている、肉の存在が強いあらびきハンバーグと違うタイプだ。
デミグラスソースも、出来合いのものではなく、マスターのこだわりを感じる味だ。
ごはんにものせてみた
ごはんとの相性も抜群だ。
でも、あえて厳しいことを1つ言わせてもらうなら、
ポテトフライが多過ぎる。
これを、他の何かに変えてもらえたら、なお最高の1品になるだろう。
お金を払い、ドアを開け外にでる。
目の前は畑、遠くには米子空港や、航空自衛隊が見える。
地方の小さな町で30年もの長きにわたり愛され続けている喫茶店ウィング。
これからも、微力ながら応援したい。