だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

「泣き言」を言う時の約束ごと

山に登るって楽しいのだけど、時としてとってもシンドクなることもある。いや、ちょいちょいシンドクなる。急な上り坂を上っている時、頂上と思ったらまだ先が頂上だった時、雨が降ってきた時、などなどいろいろシンドクなるのだ。じゃあ、登るのやめたらって話であるのだが、おっしゃる通り、そんならやめろだ。

 

しかし、話はそんな簡単なことではない。なぜなら、山を登る理由の1つはシンドクなりたいからだ。ロードバイク(自転車)でツーリングをする人たちの中にも、「上り坂大好き」ってM気質バリバリな人が多いそうである。その連中も同類だろう。

 

シンドクなりたいなら、何の問題はないではないか。「このやろー、てめー、黙って勝手に登りやがれ」ってなもんである。しかし、話はそんな簡単なことではないのだ。あれ、さっきも同じこと言ってたな。まあいい。シンドクなりたくて登っているのだが、シンドクなるのはとってもシンドイのだ。お~~ますます紛らわしくなってきた。

 

どんどんつまらない話になりそう、読むのがシンドクなるといけないので、そろそろ本題へ。なんだそりゃ。前置き長過ぎ。

 

山に登っていてシンドクなった時、僕はどうするかってことを言いたかったんだ。それは「泣き言」を言いまくるのだ。地上では絶対許されないほどに、泣き言るのだ。

「マジか~、上りキツ過ぎやろ」とか「ふざけんな~」とか「もう登れね~」とか「足重過ぎ」とか「泣きそ」とか「聞いてね~ぞ」とか「泣き言」ならなんでもいい。言いまくってやれ!!!

でも、1つだけ約束がある。それは、その間はずっと顔は笑っていなければならない。ってこと。笑いながら「泣き言」を言いまくるのだ。これが意外と効果があって、だんだん元気になってくるのよね。最後は、バカバカしくなって「もうひと踏ん張り、行くぞ」って気持ちに切り替わる。不思議なもんでね。

 

今、僕の職場はピリピリした緊張感とグッタリとした疲労感、そしてどうしようもない分断の危機による重い雰囲気に包まれている。理由は新型コロナウィルスだ。とうとう職員に陽性者がでた。そのための対応に追われ、それによる人手不足に疲れている。

こんな時は、「勘弁してよ」とか「もうパンクしそう」とか「疲れた~~」とか「ふざけんな~」とか「あいつのせいで」とか「コロコロ言っていること変わり過ぎやろ(リアル笑)」とか、いろいろ「泣き言」を言ってもいいと思う。でも、顔だけは笑っていよう。きっと、その笑顔が自分にも周りの人にも元気をくれるはずだからさ。「まだまだ、いける」ってなるっしょ!!!絶対に。

 

最後に、思い出したので。

竹中直人氏がまだ素人としてテレビに出ていたころのネタで「笑いながら怒る人」ってご存じ?存じませんって方もいらっしゃると思うので、紹介しておきましょう、そうしましょう。

 


「10人に1人が笑う」笑いながら怒る人

 

笑いながら「泣き言」を言うのもこんな感じに近いかな、いや全然違うな、首はあんなに振らんし。でも、竹中直人氏のこのネタはとっても素敵だよな~。おもしろいし。

 

皆さま大変だと思うけど、少しでいいから笑っている時間を作ろう。竹中直人氏の「笑いながら怒る人」を思い出してさ。ではまたまた。