だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

【息子】息子のやることに口をださないという我慢

「部活どうしようかな~」

 

いまさらながら、父親というのは、いや親になるというのはなかなか難しいものである。正しい父親像なんてものはなく、それぞれの父と子の関係の中で、考えていくしかない。

特に、思春期真っ只中にある人間ってのは、それはそれは単純ではなく、なんともややこしい存在であるなと思う。がしかし、たいしたことが起こらない僕の人生をとても豊かにしてくれる存在でもある。

まずもって、僕にとって難しいのは、息子のやることに口をださないってことである。何かあると、「そういった場合は、こうしたほうがいいじゃないか」という、大人の波風立てない浅い知恵を言いたくなってしまう。もちろん、それは息子のことを思って言っているのである。とは思っている。

でも、本当にそうだろうか?

僕の両親の数少ない良かったところは、僕のやることにほとんど口をださなかったことだと僕は思っている。正確に言うと出せなかったのであるが。「勉強しろ」とか、「部活どう?」とか、「学校行きなさい」なんてことは全く言われなかった。もう少し、大人の経験を踏まえた道標みたいなものを示して欲しいなという気持ちがなかった訳ではないが。でも、口を出されるよりは良かったかなと思っている。

直近の息子の悩みは、「何部に入るか」である。一応、陸上部、硬式テニス部、理科部に仮入部をしたようだ。硬式テニス部は雰囲気が悪く没。

彼は「理科部に入ろうかな~」なんて言っている。それを聞いた僕は「おいおいおい、理科部ってなんだよ。理科は授業でやるものであって、部活でやるもんじゃないだろー」と昭和な男子的な考えが頭によぎる。「息子よ。陸上部で青春の汗を流すべきではないか」と喉元までくるのだが。ここでグッ~~~~と我慢。

しばらくは、このような我慢な日々が続くのだろう。うっ言いたい。。。