だんだんな気持ちで淡々と暮らす

淡々とした生活の記録

時間がないって言わないほうがいいよな~

時間に対するとらえ方は人それぞれだよな~。

この時期になると、ノロウィルスが流行るので、デイサービスの部屋の消毒がより強力なものになる。
特に、今はコロナウィルスにより、さらに注意して行っている。

僕の勤務先のデイサービスは、基本8時半始業の人が一番多い。
だから、その時間から勤務するスタッフがデイサービス内の消毒係となる。
僕は9時からの勤務である。
だから、消毒係はしなくてもよい立場である、ってことを先に言っておく。

別に威張るわけではないが、僕はこの消毒作業が始まる8時半にはうでに出勤している。
残業があまりできないので、勤務前のこの時間に自分の仕事するために、パソコンにかじりついている。
すると、消毒係が来て、
「もう忙しい、忙しい」って顔をしながら、僕がパソコンで仕事をしている横で消毒作業を行う。
消毒作業といっても、アルコールで濡らした雑巾でふくだけなのだが。


僕のいつもいる部屋であるリハビリ室の消毒作業をしてもらうのは、消毒係の仕事なのだが、なぜか申し訳なくなる。
だから、勤務前などといった小さなことを言わずに、リハビリ室に雑巾を置いとてくれたら、リハビリ室に関しては僕が消毒作業をしておくからと申し出た。
先方は、喜んだのか、喜んでいないのかははっきり分からなかったが、次の日から雑巾を置いてくれるようになった。
まあ、仕事は増えたが、5分くらいで終わる作業だし、自分が一番使う部屋だしと、快く消毒を行っていた。


事件は起こった。


いつものように(まだ1週間くらいだが)、雑巾が置いていなかったので、どうしたかなと思い。
他の部屋で消毒をしていた消毒係の人に、
「あれ、雑巾は?」と聞いてみた。
すると、
「もう、(雑巾を持っていく)時間がなくて」
という答えが返ってきた。

え―――――――――――――――――――――。
どういうこと――――――――――――――――――――?
意味わからんし!!!!!!


いやいや、雑巾は10秒もあれば持っていけるし、もし僕がやらなければ、消毒にもっと時間がかかるから、あなたはもっと時間がなくなるわけだし。その答えは、まったくもって、理由になっていないのだよ。と頭の中によぎりまくった。

が、グッとこらえて、自分で雑巾を絞り、リハビリ室の消毒をした。

僕の人間の小ささも問題があるのは分かるが、この消毒係の人の時間の感覚はどうなっているのだろうと、思わずにいられな一日の始まりになった。

きっと、いつも、「時間がない、時間がない」と言っているのだろうな~。
人のフリ見て我がフリなおそっと。